東山三条

東山三条あたりで、友人のMさんと合流した。そこでMさんのお友達を紹介された。見た感じ、とても仕事の出来そうな人物だった。彼(仮にA氏としておく)は自分の名を名乗りながら右手を差し出してきたので応じた。

力強い握手だ。

深くかかわるようになる相手は、どことなく、いつもなぜか握手が力強い、そう思った。

不意に、後ろから機関銃で狙われていることに気付いた。

敵と思わしき連中が追いかけてきたため、意味も解らないまま逃げた。

A氏がエレベータに導いたので、駆け込んだ。

Mさんがこちらに向かって逃げてくるのが見えたが、構わずに閉めた。

うしろからA氏が、「それで正解だ。」と言った気がした。