迷子

小さな島で道に迷っている。
学校の校舎裏のようなところに迷い込んでしまった。
すると、間もなく白い旅客機が不時着してきた。僕はそれを敵と勘違いしてどこかに逃げ込んだ。ふと、ブタのことが気になって、飼育場まで行った。
飼育場には、自分が思っていたブタではなく、凶暴な黒ブタが居ただけだった。その黒ブタがこちらを睨みつけてきたので、恐ろしくなって背を向けて速足で去 ろうとすると、子ブタがものすごい勢いで駆け寄ってきて、僕の右の指を噛んだ。人差し指、中指、薬指、小指がものすごく痛い。左手を使って剥がそうとする が、剥がれない。その子ブタが、人の右指を噛みながら、左目でこちらを睨みつけている。ケダモノの目が血走ってすごく怖い。
目が覚めると、右の肩から小指にかけての筋が張って、ジンジンと痛んだ。

卒塔婆

小高いコンクリートの丘の、麓の入り口から頂上の出口に向かって、登り窯状になっているビルがある。
最上階の出口の手前付近が酒屋になっていて、そこから外に出た。
外に出るなり、僕はフルチンになっていて、ビルの外のアスファルトの坂を麓の入り口に向かって駆け下りていた。
M先輩が途中にある墓場で、ある御影石の大きな墓石にライターで放火しようとしていたが、なかなか火がつかなかった。10分くらい試行錯誤してもダメだったので、しまいには傍にある卒塔婆を引っこ抜いて、それに火をつけた。
どこかの原住民のように、火のついた卒塔婆をふりまわしながら暴れまわった。
どういうわけか、火の赤を残して背景が白黒になり、英語のエンドロールが流れ始めた。

夏祭

夏祭りに、たまに行く料理屋の若女将とでかけることになった。
絵に描いたような縁側の長椅子に腰かけていると、その女性が僕の膝にハンカチを敷いて、疲れたと言って頭を載せてきたので、困惑した。
困惑している間に、周辺が射的屋になっていた。若女将はいつの間にか帰ってしまっていたので、困惑は解けた。
その射的屋で、兄が百発百中で景品をモノにしていた。
射的屋は泣いて「もうやめてくれ」と言っていた。