仕事仲間のM氏と、前居た会社に戻っていた。
会社の執務室が、小学校の教室そのものになっていて、そこで机を向い合せにしてキーボードを打っている。
社長が入って来て、教壇に立って教師のように振る舞っている。
別の社員が遅れて教室(執務室)に入ってきた。
社長(教師)は遅れて入ってきた社員に向かって、嫌味たっぷりに、静かな声で、「余裕ですね。」と言った。
僕は、僕が随分過去に捨てた、自分自身の嫌な部分をたっぷり持っている、この男(社長=教師)が嫌いだった。言動のひとつひとつが、傍から見ていて恥ずかしかった。
知らないうちに出戻り就職していることに気づいて、「あれ?俺、給料いくらでこの会社に戻ったのかな?」と思った。