空で半袖のTシャツを重ね着してしのいでいる。
地べたから上空を見上げる姿勢で寝そべっていた。
雲間から敵機らしき飛行物体が見える。
兄に聞けばあれは味方の飛行機だという。
兄はそのままライフルも持たず門の中に入ってしまった。
私はほか2名ほどとともに外に残った。
近所の茂みの辺りが騒がしくなるので物陰に隠れてライフルを構えていた。
ドカドカと得物を持ったいかがわしい、いかつい連中が押し寄せてくる。
仲間の一人が、「大丈夫、味方だ。」といったので構えを解いた。
急に10分くらい進む。
そのいかがわしい、いかつい一行のうちの一人(20代後半くらいの男性)がなにかの拍子で騒ぎ、暴れ始めた。
ややこしい事態に備えて、こっそりライフルを構えて狙いを騒ぎの中心に定めておいた。
なぜか予想したとおりに、とりみだしたそいつが味方の少年兵を射殺してしまったので、2~3発斜め後ろからライフルで報復射撃したら音もなく倒れた。
また急に10分くらい進む。
いつのまにか事態は収拾したらしく、そのいかがわしい、いかつい連中に従って門の中に入っていく。
どうやらこのあたりの事情については彼らのほうが詳しいらしい。
兄の分のライフルも一緒に持って入ったが、どうもその一行が信用できなかったので、門の外も中も様子がわかる物影に隠れて様子を伺っていた。