夏祭

夏祭りに、たまに行く料理屋の若女将とでかけることになった。
絵に描いたような縁側の長椅子に腰かけていると、その女性が僕の膝にハンカチを敷いて、疲れたと言って頭を載せてきたので、困惑した。
困惑している間に、周辺が射的屋になっていた。若女将はいつの間にか帰ってしまっていたので、困惑は解けた。
その射的屋で、兄が百発百中で景品をモノにしていた。
射的屋は泣いて「もうやめてくれ」と言っていた。