尿意があるときの夢というのはもどかしい。
新しいガンの治療法が試せるというので、町のクリニックを訪れるが、尿意を感じてトイレを探し始める。
こういう時の夢は必ずと言って良いほど、トイレは見つからない。
彷徨い歩いた結果、誰かの病室に行き着いた。ベッドの脇から、こちらの方に、歯医者のレントゲンが真っすぐ向かってくる。
そいつをブリッジで避ける。その先は男子トイレに通じる道のはず、が、ブリッジからやっと立ち上がると、そこはトイレではなく、診察室であった。
診察室の床には、まるでご褒美のように、洋式トイレが埋まっていた。
蓋はなく、便座は閉まっていて、足を延ばせばなんとか座れるようにはなっている。
担当の医師から、その便座に尻を載せて仰向けに寝るように指示された。
僕は言われるがままに便座に尻を載せて仰向けに寝ると、床に埋まっているはずの便座がニョキニョキと天井に向かって伸び、したがって僕の体も天井近くまで持ち上げられて、鼻先10センチくらい手前のところで止まった。
「はい。終わりです。」と、レントゲン技師の声がして、天井がレントゲンになっていたのだと、その時点で認識した。
医師ではなく、レントゲン技師が胸部の写真を見ながら、「今日も異常なしですよー。」とか言うので、「なんでお前が判断するんだ?」と、また激しい尿意に襲われた。
カテゴリー: 夢日記
久々の動的な夢
ノーパンでガウンを羽織ったまま、トロッコみたいな乗り物に乗せられて運ばれて行く。
前には可愛い女の子が座っていて、こちらを見ている。僕がノーパンであることに気づきはしないかと、ドキドキしている。
エレベータでビルの最上階まで連れていかれて、扉を出ると、そこはとても照明の強い明るすぎる部屋だった。
この部屋は照明だけではなく、重力も強く設定されていて、通常の倍くらいのGが体にかかってくる。
宇宙服を着た看護師のような人がいて、こちらに近づいてくる。本能的に、「殺される。」と思ったがメンドくさいからなすがままにされていたら、看護師が僕の鎖骨の肉をつまんで何かを注射した。
そのまま意識を失った。
目を覚ますと、会議室で若手のエンジニアがプロジェクタでスクリーンに何かを映写して「ソースコードレビュー」をやっていた。僕がレビューをして承認する人ということになっているらしい。
いつの間にか、映写されている内容は、西洋人の美男美女が手をつないでデートしている映像に切り替わっていた。
ゲンナリし始めたところで、そいつら(映像の中の男女)は水着になって小便をひっかけあっている。二人は何か理解不能な言語(北欧のような感じのとても聴きなれない言葉)で喋ってはいるが、「仮想ブリッジの実現」などとテクニカルな内容の字幕が映し出されているではないか。どうやらこの男女は小便をひっかけあいながら、仮想ブリッジの実現方法について甘く語らうような口調で議論しているらしかった。
頭が混乱してきた。
窓からビルの下の方を見下ろすと、あたり一面、海が広がっている。
意識が海に飛んだ瞬間、自分もいつの間にか海に潜って泳いでいた。
「ああ、ションベンのレビューを終わらせないと…。」と思って泳ぎながらビルに戻る手段を探していたら、空から縄の梯子がぶら下がっていたので、「これしかないのか…。ややこしいな。」と思いながら登って行くと、いつの間にか梯子が階段に変わっていて、安心して登り始めた。
結婚
学生の頃(20年前くらい前)、付き合っていた女子と3日後に結婚式を挙げるということが既に決定していることをいきなり知らされる。そして焦りまくる。
新婦側の準備は万端らしい。こちらは準備が何もできていない…。まずは出席者を募らなければならない。「先輩やら同級生に片っ端から頼みまくって出席してもらおう。」とドキドキしている矢先、目を覚ます。
給食当番
中学時代に同学年(別クラス)に鉄っちゃん(鉄道オタク)が居た。
彼も僕も小学生に戻っている(ちなみに実世界では小学校は一緒ではない)。
彼が給食当番で、当番服を着ておかずのから揚げを金属のお皿に盛り付けていた。
あるタイミングで、まだ手元にたくさん残っているのに、から揚げの残りがほとんど無くなっていることに気付く。
お皿一枚あたりに盛る量のバランスが悪いのだろうと思っていたら、違った。
クラスの数人のならず者が、「いただきます」の号令の前にフライングしてから揚げを平らげ、鉄っちゃんにおかわりを求め、彼がそれにすんなり応じていたからだった。
僕は思わず「お前、断れよ!」と語気強く鉄っちゃんに向かってツッコミを入れた。
かれは白い当番服のまま教室の出入り口の自動ドアのところまで、肩を落としてトボトボと歩いて行った。
ああ、鉄っちゃんではなく、ならず者達に注意するのがスジだったな、俺ってただの小心者やん…。と自省しかけたところ、鉄っちゃんは自動ドアの外からこっちにベロを出して笑っていた。
殺意に近いものを感じた瞬間、自動ドアが閉まった。
モヘヤ猫
実家の二階にある部屋から、一階の玄関に向かって降りて行く途中、モヘヤでできた猫が近寄ってきて、僕の匂いを嗅ぎ始めた。何かの匂いを探していたらしい。しばらくは匂いの主が僕であることを疑っているのか、僕の匂いを楽しんでいるのか、スノッブがワインの香りをわざとらしく楽しむように、目を閉じて顎を上げ、首を振って恍惚としている。
我に返って匂いの主が僕であることを認めると、モヘヤ猫は頬を赤らめて去って行った。
居間に入ると、普通のサイズのゴキブリが動き回っていて、家族が総出で混乱していた。
ピストルで一発撃って、10メートル先の壁のところに居る奴を仕留めたが、兄が、
「弾の数が少ない。無駄遣いするな。」と、表情を変えずに言った。