小高いコンクリートの丘の、麓の入り口から頂上の出口に向かって、登り窯状になっているビルがある。
最上階の出口の手前付近が酒屋になっていて、そこから外に出た。
外に出るなり、僕はフルチンになっていて、ビルの外のアスファルトの坂を麓の入り口に向かって駆け下りていた。
M先輩が途中にある墓場で、ある御影石の大きな墓石にライターで放火しようとしていたが、なかなか火がつかなかった。10分くらい試行錯誤してもダメだったので、しまいには傍にある卒塔婆を引っこ抜いて、それに火をつけた。
どこかの原住民のように、火のついた卒塔婆をふりまわしながら暴れまわった。
どういうわけか、火の赤を残して背景が白黒になり、英語のエンドロールが流れ始めた。
夏祭
夏祭りに、たまに行く料理屋の若女将とでかけることになった。
絵に描いたような縁側の長椅子に腰かけていると、その女性が僕の膝にハンカチを敷いて、疲れたと言って頭を載せてきたので、困惑した。
困惑している間に、周辺が射的屋になっていた。若女将はいつの間にか帰ってしまっていたので、困惑は解けた。
その射的屋で、兄が百発百中で景品をモノにしていた。
射的屋は泣いて「もうやめてくれ」と言っていた。
Excelのセルと連動する存在
Excelのあるセルの値を消すと、友人Kの存在が消えた。
元に戻すと復活した。
「どうせもとにもどるなら」と、おそるおそる、もう一度消してみた。
同級生の女子
同級生のAと行為に及ぼうとして、赤いセーターの上から胸をさわりまくる。Aが白けていて全然感じてこないので、腕をつかんで無理に四畳もある押入れに連れ込む。
その鮮やかな赤いセーターを脱がせようとしたとき、父が「何してるんや!?」と押入れの引き戸を開けた。
東山三条
東山三条あたりで、友人のMさんと合流した。そこでMさんのお友達を紹介された。見た感じ、とても仕事の出来そうな人物だった。彼(仮にA氏としておく)は自分の名を名乗りながら右手を差し出してきたので応じた。
力強い握手だ。
深くかかわるようになる相手は、どことなく、いつもなぜか握手が力強い、そう思った。
不意に、後ろから機関銃で狙われていることに気付いた。
敵と思わしき連中が追いかけてきたため、意味も解らないまま逃げた。
A氏がエレベータに導いたので、駆け込んだ。
Mさんがこちらに向かって逃げてくるのが見えたが、構わずに閉めた。
うしろからA氏が、「それで正解だ。」と言った気がした。